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HDDのローレベルフォーマットは行ってはならない
直径12インチの円盤に2MBしか入らなかった時代のHDD(この頃のドライブは洗濯機ほどあった)と異なり、2000年のHDDは10GBPSIもある。あっという間に100GBPSIになるだろう。GigaBit Per Square Inchとは1インチ=2.5cm角の正方形の中にGbit入るというHDDにおけるbitの面密度の単位である。因みに、1円玉の直径は2cmなので、10GBPSIとは、これ1枚の裏表両面の面積の中に10Gbit入るということである。
出来立ての円盤:Diskは、アルミやガラスの基盤に磁性膜を塗ったものである。まだ情報を書けない。コピー用紙のような真っ白な紙に1行40字、36行で文字を奇麗に揃えて手書きしていくのはなかなか難しい。レポート用紙のような罫線が欲しいし、字レベルで揃えようとしたら原稿用紙が欲しい。フォーマットは、良くこのことに喩えられる。罫線を引くことだと。これはなかなか良い比喩で分かりやすい。多分、preambleやsyncronization用の信号を書いているのだろう。preambleとは「助走」のことで、111111111111.......と書いてある。headはこれを見つけて読んだり書いたりする為の心の準備をする。技術的にいえば、セクターの入り口を見つけたということである。その内に、010101010のような同期信号が来て、いよいよセクターのデータ部に突入する。−−のだと思う。現実の最近のHDDの方式は知らないが、周辺装置の作り方の原理なんてものは大体こんなものである(まあ、間違っていても、本論に影響はない)。formatとは、preambleやsync.を書き込む=罫線を書き込む操作である(勿論、もっといろいろなことを行っている)。
昔のHDDはbit密度が薄いから、罫線を書くのも楽なものである。A4レポート用紙に1cm幅の罫線を書くのに技術はいらない。ものさしと鉛筆でいい。しかし、1円切手に、1000本の罫線を引けと言われたら、これはなかなか大変である。しかし、本当に大変なのは、細かく引くことそのことではない。そのような制御は既にHDDに組み込まれているのだから、コマンド一つで済む。問題は、現在のような高密度な円盤になると、熱膨張が無視できなくなることにある。トラック間の距離と、温度1度の膨張の大きさとどちらが大きいか、何度聞いても忘れてしまうのでしらないが、とにかくそれが無視できないのである。(註)
何しろヘッドは、円盤表面上、0.05ミクロンとか、0.03ミクロン上を空力的に飛んでいるような超技術なのである。小さいと思われている細菌の大きさは1ミクロン程度である。鏡面に見えるピッカピカのdisk表面もヘッドから見たら、丘あり、谷あり、森ありで凸凹の相模平野のように見える。これでよく、PCに振動を与えても、ヘッドが円盤に接触、不時着しないものだと思うが、このレベルになると、空気は相当に固いので、100Gや200Gの振動には平気で耐える。さて、20GBをformatするには、それなりの時間がかかる。その間にPC内の温度は徐々にあがり、円盤も徐々に膨張する。膨張しつつある(現在進行形である)円盤に書いたformatがどんなものかは、風船を膨らませながら線を引いてみたら分かる。
メーカは、半日も一日もHDDを恒温室に入れて、温度制御してローレベルフォーマットしている、ということである。ATA100や66のカードにローレベルフォーマットのアプリが付いているからといって、カードのメーカは保証などしていないはずである。自己責任モードである。340MBの3.5インチHDDがPC−98だかMacだかのもので、PC/ATで使いたい、駄目元である、というのなら止めないが、2年前に買った10GBをローレベルフォーマットする事は、私ならしない。
註 ちょっと例によって暗算してみよう。
40GBなどというHDDでは20GB/プラッタである。プラッタというのは円盤のことである。30000TPI位だとすると、(20000かも知れないし、40000かも知れないが。尚、TPI:Tracks Per Inch)
0.8ミクロン/トラック間アルミの膨張率 0.232ミクロン/cm・度C
1度C温度が上がると、1cm当たり、0.232ミクロン延びることになる。
直径3.5インチ=8.8cm円盤では半径方向に
0.232x4.4=約1ミクロン延びることになる。
つまり、温度が1度上がるだけで、トラックの1本分が増えたことになる。
尚、稼動中のHDDは、懐炉代わりになる位暖かい。いや熱いかな。(2001.3)
再 論
ローレベル・フォーマット(low-level format)とは何のことでしょうか?
ここで、居候が、してはいけないと言っているローレベル・フォーマットは物理フォーマットのことです。それは上に示した工程で行われます。
実は、ローレベルフォーマットという言葉、いろいろな意味で使われています。まず、定義の例を見てみましょう。
定義の例
ローレベルフォーマット 【low level format】
読み方 : 「ローレベルフォーマット」
別名 : 低レベルフォーマット, 物理フォーマット磁気ディスクのセクタ配置をすべてやり直す操作のこと。「低レベルフォーマット」「物理フォーマット」とも呼ばれる。ディスクの全領域に渡ってセクタ情報を書き直すため、通常のフォーマットとは比べ物にならないほど膨大な時間を要する。ディスクを使用するには最低1回ローレベルフォーマットを行う必要があるが、1回ローレベルフォーマットが行われたディスクであれば、異なるファイルシステムで使用する場合もローレベルフォーマットを行う必要はない。ローレベルフォーマットされたディスクの内容は完全に消去され、いかなる手段を用いても復旧できなくなる。市販されているハードディスクやMOなどの大容量記憶媒体は、既にローレベルフォーマット済みの状態で販売されているが、フロッピーディスクはローレベルフォーマットがされていない状態で販売されていることが多い。
−− http://www.e-words.ne.jp/view.asp?ID=2415より
これは、基本的な定義で、上記工場で行われている本来のローレベルフォーマットです。次に、SeagateのHPから
What does "low level formatting" mean?
Actually the term "low level" is a bit of a misnomer. The low level process first used years ago in MFM hard drives bears little resemblance to what we now call a "low level format" for today's ATA (IDE) drives. A better name for today's low level formatting utility is intermediate- or mid-level formatting. This is sometimes referred to as the "initialize" or "re-initialize" process. The basic purpose of a mid-level format is to erase everything currently on the drive.
−− http://www.seagate.com/support/kb/disc/low_level_ata.htmlより
ローレベルという用語は実際の所、すこしばかり誤っている。以前、MFMハードドライブで初めて用いられたローレベルプロセスは、現在ATA(IDE)ドライブで使われている「ローレベルフォーマット」とはほとんど似ていない。今、ローレベルフォーマットと呼ばれている語は中間レベルフォーマットと読んだ方が良い。これは、時には、「初期化」あるいは「再初期化」プロセスと呼ばれる。この中間レベルフォーマットの基本的目的はドライブの上から全てを消去することである。
−− 居候訳
実際には、BBSなどでマニアが使う言葉は、このSeagateの中間レベルフォーマットの意味です。0−filling、IBMのwipe.comなどがこれにあたります。ドライブ全体に渡って、2進数の0を書き、全てを消し去ってしまうことです。本来のフォーマットとは似てもにつきません。QuantumだったかのHPには、これは、ローレベルフォーマットではない、と言っていますが、こちらは厳密な意味で使っているのでしょう。実際、Seagateもこれは中間レベルフォーマットと読んだ方が良いと言っているので、0−fillingは、ローレベルフォーマットと呼ばない方が良いでしょう。しかし、相変わらず、間違って呼ぶ人も多いようです。
ディスクの上には数レベルにわたって、bitが書き込まれています。OS自身が書き込んでいる、あるいはもっと原初的なBIOSが書き込んでいるファイルシステムの外のデータはファイルシステム--ファイルシステムの中身をみせる道具がエクスプローラや、ミッドナイトコマンダGMCと呼ばれるファイルマネージャなのです--では表示できません。また、MBRやPBRと言われる場所もみえません。さらに、その外側にはファイルシステ自身を入れるための区画、セクター位置情報がかいてあります。このセクター位置情報が物理フォーマットなのです。
1111..1111というプリアンブル(助走)データがまずあり、これをヘッドが見つけると、ア、そろそろセクター本体がくるな、と読み取り回路は準備をするわけです。その後、1010101のような同期信号が来てその後、本物のファイルのデータビットがきます。このプリアンブルと同期信号が物理フォーマットと言われるものです。
さて、誤って使われているローレベルフォーマットの意味には、誤っているだけあって、いろいろあり、それを更に誤って解説したものがあるので、自身でディスクを扱ったことがないと、何が正しいのかさっぱり見当がつきません。上でも書いた0フィルといって、物理フォーマットは残して、セクタの中のデータをすべて0で上書きするものをローレベルフォーマットと呼ぶものもありますが、これは誤りです。まあ、それで、OSやRAIDシステムが書き込んだ、MBR、PBR情報まで全て消えてしまえば、その影響はなくなります。しかし、ひょっとしたら、Bad Sectorという使えないセクタの位置情報を書いたセクタまでまで消してしまうかもしれません。この場合、その影響は甚大です。読み取り/書き込みエラーが出るようになるからです。
色々なフリーソフト、あるいは、HDDメーカが提供しているローレベルフォーマットとは本当の所、何か、それを良く読んだ上で、危険承知で使うものでしょう。
ローレベルフォーマットが欲しいという人が面した最大の問題は、MSのfdiskが余りに弱体であることによります。Linuxをインストールすると、Windowsのfdiskでは必ず、fdiskできなくなります。これは困ったもので、Linuxデストリビュータにはもっと考えてもらわなければなりません。この理由は簡単です。最近のLinuxは必ず、拡張パーテションの中にLinuxのパーテション、swap、/、/usr..、を作ります。このLinuxのパーテションはWindowsのfdiskからは論理パーテションに見えます。しかし、Windowsの論理パーテションとは異なる構造をしていますので、いざ、fdiskが消そうとすると、消せないのです。これを消さないと、拡張パーテションは消せません。このLinuxの論理パーテションを消すには、Linuxのfdsikか、DR−DOSのfdsikに/xスイッチを付けて起動すれば消せます。
結局の所、このSeagateの説明が現状を一番よく表わしています。
メルコの物理ファーマットのページ。
http://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/hd/format.html#df95
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